7.ニュースはないの、うわさでもいいな


「わいせつ図画公然陳列」で逮捕

江戸川区の会社員(28)が「わいせつ図画公然陳列」で逮捕され、 プロバイダと品川区の高校生(16)が同じ容疑で家宅捜索を受けた。 男女のみだらな行為の画像をWWWに流した容疑。
WWWを見た利用者が警視庁保安課に通報し、警視庁は国内のユーザが 国内のプロバイダを通してわいせつ画像を流すことが犯罪に当ると断定した。 逮捕の直接の理由は会社員が67種類のわいせつ画像を95年12月からインターネットを 通じて不特定多数の利用者に閲覧させたこと。
このWWWは雑誌で紹介され、かなりのアクセスがあったとか。
TVのニュースでは「悪いことだから逮捕は当然」という街の声や、 「インターネットをお上が規制するのは間違い」という識者の声、 「何千ものWWWがあり、いつ更新されているかわからない。 現実問題として画像のチェックはできない」というプロバイダのコメントを紹介していた。
プロバイダのホストコンピュータの中に設置するWWWはEーmailやフロッピー ディスクでデータをプロバイダに送り設定してもらう方法や、 利用者がftpなどで直接自分のWWWを変更する方法がある。
インターネットなどに対する法整備が遅れ、しばらくこの様な事件が発生しそうだ。 また、インターネットでは犯罪もグローバルになり、ドイツの警告によりアメリカの コンピュサーブがわいせつ画像を掲載するWWWの接続を制限したり、 イギリスでは、幼児虐待のシーンを含むポルノ画像を他国からダウンロードした男性が 有罪の判決を受けている。

1996.02.01 朝日新聞他


「わいせつ図画公然陳列」で書類送検

広島のプロバイダ、アーバンエコロジーの会員一人と社員3人がわいせつ図画公然陳列の 容疑で書類送検された。
会員は自分のWWWから、わいせつ図画がある海外のWWWにリンクを 張っていた。プロバイダは会員のWWWのヒット数データをリンクし 「ヒットランキング」をWWWに表示していたもの。
県警はリンクを公然陳列とみなし、プロバイダが「掲載があることを知りながら削除 処置を取らなかった」と見なし責任を追及した。一部には警察の勇足という見解もある。
インターネットは「通信」か「放送」かという位置付けも問題。 現在、インターネットは「通信」として位置付けられているが、通信であれば 電話と同じ1対1のデータのやり取りでありデータ内容は規制されない。 インターネットが個人から不特定多数への情報の伝達手段であるとすれば「放送」として 捉えることができ、TVと同様に規制の対象になる。 新しい法律を整備する必要があると郵政省電気通信局の見解。 現行ではインターネットは電気通信事業法に沿って運営されているが、 電子ネットワーク協議会ではプロバイダが事前に会員のWWWをチェック することが検閲に当るという見解。

1996.09.30 朝日新聞他


わいせつ画像はマスク処理してもだめ

前の2つは、わいせつ画像を掲載し摘発された例。
1997年になったら、わいせつとされる部分を判別できなくなるようにマスク処理した 画像と、マスク処理を外すソフトウェア(FLMASK)の情報をWWWに掲載した二人 が逮捕された。FLMASKの情報とは、FLMASKでマスクが外せること、FLMASKを入手できる WWWの場所を教えたこと。
さらに、マスク処理した画像と相互リンクを張った、横浜市に住むFLMASKの作者が 「ほう助」の容疑で逮捕された。
作者が逮捕された4月10日直後には、このソフトウェアでマスクが外せる画像を提供して いた国内のWWWのほとんどが、マスク画像の掲載をやめるか、アクセスでき なくなるようにした。そのままクローズ状態のWWWもある。海外のアダルト サイトは以前として「もろだし」の状態だ。
そのうちに、"わ"と"い"と"せ"と"つ"の4文字が含まれているWWWも、 摘発の対象になるかもしれない。

1997.06 いろいろ


クラッカー摘発・朝日放送のWWWを変造

大阪市に本社がある朝日放送がインターネット上に開設しているWWWに わいせつな画像を流したとして、埼玉県富士見市の会社員が わいせつ図画公然陳列と電子計算機損壊等業務妨害容疑で大阪府警捜査一課と 保安一課の合同捜査本部に23日逮捕された。会社員はわいせつ画像を送信したことを認めている。
直接の容疑は5月18日、朝日放送のWWWの天気予報の画面17ページのうち 9ページを改竄し業務を妨害した疑い。うち5ページがわいせつ画像と判断された。
アクセス記録を調べた結果、2回に渡り何者かに侵入された形跡があったため、 大阪府警は接続先の東京都豊島区のプロバイダに残っていた交信記録を押収し、 電話回線を突き止め、発信元の会社員を割り出した。
WWWなどを改竄する「クラッカー」に電子計算機損壊等業務妨害罪が適用 されたのは全国で初めてのこと。
会社員は大手電子計算機メーカーの子会社に勤務し、コンピュータ操作を熟知していたという。 「騒ぎに驚いて修復しようとしたが失敗した」と供述しているという。

1997.05.23 朝日・毎日新聞他


ロボット警官が誕生

警察庁がインターネットを使って犯罪を行なうものを捕まえるため、 インターネットを検索するコンピュータを設置する発表した。
サーバーを設置して犯罪用語を全文検索するとのこと。ここに夜も昼もなく真面目に 働き続ける自律機能を持ったロボット警官が誕生した。
実際は97年度からのスタートとなる。
TV,ラジオで報道されたが、地方版のせいか翌日の新聞には出なかった。

1996.9月7日 NHK News


サイバーポリス誕生 警察庁は6月3日、インターネットなどのネットワークを使ったハイテク犯罪を取り締まる サーバーポリスの創設などを盛り込んだ「ハイテク犯罪対策重点推進プログラム」を発表した。 不正アクセスによりプロバイダなどの情報が盗み出されたり、銀行システムに侵入し10数億 円を不正に資金移動するなど、ネットワーク犯罪を使った犯罪は急増している。こうした 状況に対応するため、警察庁内に最先端の技術を確保し、ハイテク犯罪の技術調査や分析、 全国の警察に対する技術支援を行なうナショナルセンター(HITEC)を設置するほか、全国の 警察内にハイテク犯罪捜査指導官を含む専門組織を置く。不正アクセスの法整備や国際捜査 協力のためのルール作りも推進する。

1998.6月29日号 日経パソコン


わいせつ画像サーバーフランチャイズ 警視庁と千葉、埼玉、長野の三県警は6日までに、わいせつな画像を記憶させたサーバー コンピュータをフランチャイズ方式で販売していたなどとして男女17人をわいせつ図画販売 などの容疑で逮捕した。
逮捕されたのは足立区西新井のコンピュータソフト販売会社社長、大堤啓善容疑者(31)、 世田谷区深沢のコンピュータコンサルタント、白井敬貴容疑者(34)、品川区上大崎の会 社員、川崎ウィリアムス(51)ら2業者5人。さらに、このコンピュータを購入しダイヤルQ2 でサーバーにアクセスした客にわいせつ画像を流したとしてわいせつ図画公然陳列容疑で 千葉市緑区の自動車販売業小倉充郎容疑者(29)、千代田区麹町の情報提供会社社長加瀬野 雅嘉(34)など8人を逮捕した。
調べによると白井容疑者は97年7月4日、わいせつ画像を388枚内蔵し、ダイヤルQ2を経由 して客がアクセスして閲覧できるシステムを設定したサーバーコンピュータを江戸川区の会社 社長(39)に千百二万円で販売した疑い。大堤容疑者は97年9月、同様のサーバーコンピュー タを一千万円で小倉容疑者に販売した疑い。グループは昨年初めころから同様のわいせつ画像 入りコンピュータを一台一千万円から二千五百万円程度で一都一道七県に三十数台を販売し、 販売先から三割程度の情報提供料を徴収していたとみられている。
佐久署と県警生活安全企画課は加瀬野容疑者は中央区日本橋にある自分の会社のサーバー内 にわいせつな画像を見られる内容の広告を掲示。わいせつ画像を不特定多数に閲覧させ利益 を得た疑いで逮捕した。これまでに加瀬野容疑者が一千万円以上の利益を得たと見て捜査を 続けている。同署はわいせつ画像の入手先や、画像の作成などについて追及する。 今回の広域的な逮捕は、昨年秋、長野県警佐久署にインターネットにわいせつ画像が流され ているとの情報があったことが逮捕の発端。警視庁が今年2月ダイヤルQ2を利用して画像 を送信していた業者二人を逮捕し、その後の操作でサーバーコンピュータの販売業者を割り 出し四都県の県警本部が一斉摘発した。
わいせつ画像を記憶したサーバーコンピュータを「わいせつ図画」と判断、摘発したのは 初めてのこと。インターネットなどの普及によるわいせつ事犯等の広域化に対応するため、 警察庁は「ハイテク犯罪対策重点推進プログラム」を発表し、全都道府県警にたいし共同、 合同捜査の指示をしており、今回はそれに基づき同庁が指定した共同捜査事件の第1号と なる。サーバーコンピュータはダイヤルQ2とインターネット技術を使い、画像をネット利 用者に見せる仕組みで、警察庁はNTTに対してQ2のアダルト番組の自主規制を徹底するよ う異例の申し入れを行った。

1998.7月7日 朝日、毎日、信濃毎日、日経新聞他


世界統一模試

ベストミックスコンサルタントは名古屋の模擬試験会社と提携し インターネットを使って、小学校高学年から中学生の模擬試験を行なう。
山間部や離島の生徒からでもオンラインで模擬試験参加ができ、海外からも参加も 可能にする。模擬試験と添削を2カ月に1回おこない、国内順位、偏差値、 合格ラインなどの情報提供をする。
会費:月額3千円から5千円。クレジットカード引き落しが可能。 1996年04月から会員を募集、5月サービス開始の予定。

日経新聞1996.03.05


機械翻訳サービス

日本科学技術情報センターは従来の研究者、技術者用の持ち込み翻訳を インターネットでも行なうことにした。
希望者はインターネットの電子メールで日本科学技術情報センターに送り、 半日から1日で翻訳を行ない利用者にメールで返送する。
機械翻訳のみで人手による修正はなし。料金は最大2万字/回。翻訳語の英字1字当たり1円。

日経新聞1996.03.05


インターネットができるTV

シャープは、ネットワークコンピュータを組み込んだTV、ネットワークビジョン (32C-PC1)を発表した。
32型のワイドTVで、28.8kbpsのモデムを内蔵、VGA(640x480)の入力端子つき。 CPUはARM7(Advanced RISC Machines社)、OSは独自のもので、ブラウザを持ち 電子メールの送受信ができる。インターネットを表示しながらTVも見られる。
リモコン操作でシャープと富士通が共同でつくったオンラインサービスのWWW http://intertv.or.jp/につながる。電子メールは、用意された定型文章かリモコンで 文字入力し文章を作り、発信する。価格は 33万円。1996.10月発売。
テレビは年を経ても使えるだろうが、 インターネットは日進月歩どころか 時進分歩くらいのスピードで進化している。1995年の最高速のモデムは14.4kbpsだったが、 1996年には 28.8kbps,その年の暮れには33.6kbpsになった。

HTMLの仕様も拡張が進み、プラグインも増えるなど、ブラウザも進化している。 古いブラウザでは、新しい機能で描かれたWWWは表示できなっている。 インターネットTVがインターネットの進歩にどう対処するか興味深い。
一面、このTVはネットワークコンピュータを組み込んだ情報端末として見ると インパクトは大きくマーケットの推移は注目に値する。
インターネット・セット・トップ・ボックス(internet STB)も出てきそうだ。

1996.10 ASCII、日経新聞他
第1世代のインターネットTVからシャープ、三菱はンターネットTV生産中止し、この 市場から撤退する。両社とも1年半の販売台数は約8000台。三洋は2万台を販売したが、 秋からは店頭販売をやめ公官庁などの業務用途向けの受注生産に、NECは生産を休止し、 まとまった受注があれば生産する。松下電器産業は販売を継続するが年間2000台の目標も 達成できず実験的製品と位置付けている。
インターネット内蔵型テレビはインターネットの表示の応答速度が遅く、ソフトのバー ジョンアップができない、リモコンの操作性が悪い、通常のテレビより五万から十万円高い 価格設定などが原因で第1世代機はほとんど売れず販売不振が続いていた。インターネット という付加価値でテレビの価格下落に歯止めを欠けようとした思惑も消費者から嫌われた。
「寝転んで見るテレビと、机に座って操作するパソコンでは消費者のニーズが知がいすぎた」 と大手家電メーカーの幹部は反省する。

1998.07.22 日経新聞


通信カラオケでインターネット

タイトーの通信カラオケX55で1996年12月からインターネットができるようになった。 データはMIDIで、1曲2分くらいでダウンロードできる。


フィデラル・エキスプレス

フィデラル・エキスプレス社(アメリカの宅配便)の貨物追跡サービス。 会社の基幹業務にインターネットを使った有名な例。 FEDEX http:////www.fedex.com/track_it.html 顧客からの自分の荷物がいつ着くか、どこにあるかの問い合わせに、昔は オペレータが電話を受け、データベースを検索して応えていた。 会社中で何百人もが電話を受けていた。 FEDEXは宅配システムのデータベースを解放しインターネットで使えるようにした。 顧客がインターネットでFEDEXのデータベースにアクセスし、 自分の荷物がどこにあるかを自分自身で検索することができるようにした。 これによりフィデラル・エキスプレスは顧客に対応するためのコストをなくすことができた。


西濃運輸の貨物追跡サービス

西濃運輸が日本で最初の貨物追跡サービスを開始した。 フィデラル・エキスプレス社のトラッキング・システムと同等のサービスを行なう。 IBM AS/400をインターネット・サーバーにして、インターネットから輸配送業務の データーベースへのアクセスを可能にした。 顧客はインターネットで自分の荷物の配達状況をリアルタイムに表示し確認することができる。 1日に発生するデータが80万件あるが、2カ月分のデータが追跡可能である。 AS/400で稼働していた貨物追跡アプリケーション(COBOL)を利用した結果、開発はCGI プログラムとHTML部分だけですみ、2週間(一人)でカットオーバーとなった。 アクセス方法は http://www.seinou.co.jp にアクセスし「お荷物の配送状況照会」を選択する。 「1111111111」(1を10桁)で問い合わせのデモができる。

1996年9月20日 IBM東日本ニュース。


黒ネコ、ペリカンの貨物追跡サービス 宅配便最大手のヤマト運輸、第2位の日本通運が、宅配便の輸送状況をインターネットを利用して 荷主が無料で直接検索できるサービスを始めた。
利用者はホームページ接続後、画面の操作指示に従って貨物の発送を依頼した際に受け取る伝票に 記入された取り扱い番号を入力する。 配達地区の営業所まで未到着の場合は「配達中」、営業所を出た段階で「配達完了」、配達を終え ていれば「配達完了」、最寄りの営業所に持ち帰った場合は「持ち戻り」などと4-5段階で輸送状 況がわかる。
ヤマト運輸
日通

日本経済新聞 19980217


電脳山田村

富山県婦負(ねい)郡山田村。 富山から南西に車で40分。人口約2050人。485世帯。兼業農家が3分の2。 スキーと温泉の村。1995年8月に村役場、中学校のWWWが立上った。
1996年、村が470世帯のうち320世帯に1セット35万円のパソコンを配った。総費用は 拠点施設の建設費も含めて 3億6千万円。早稲田大学の学生がボランティアでパソコン 家庭教師を行なった。
1996年8月、衛星放送第2チャンネルの4時間番組でパソコン導入の経緯紹介や、パソ コンを使って家庭と生中継などを行ない有名になる。朝日新聞でもマルチメディアに ついての連載で山田村を取り上げ、以後TV、新聞、雑誌などさまざまなメディアに 山田村が登場し、8月の山田村のWWWのヒットは6万件を超えた。
9月10日に最後の無償貸与のパソコン、325台目が渡され、自前の家庭も合わせて 村の家庭のパソコンの普及率は70%を超えた。貸与のパソコンは AppleのPower Macintosh 7100が約85%、残りがIBMのAptiva J31だ。
希望の300世帯のISDN工事も完了し、11月には専用線も引いた情報センターが完成する。 村では会合があるとパソコンの操作やソフトの情報交換が行なわれたり、パソコンに 詳しい人の家に、皆が集まって話がはずむようになった。主婦達はアップルプリンセス というサークルを作り、夜10時すぎまでパソコンで年賀状作りを進めている。 高齢者のパソコンの利用にも注目が集まっている。さらに、山田村への転入の希望や、 米国からソフトウェアのモニター依頼が来るなど、多方面にわたる反響もある。
「なぜ、パソコンを動かす気になったんですか」という老夫婦へのTVのインタビューに、 「孫に教えるんだ」とお爺さんが応えると、お婆さんが「おじいさんは昔からハイカラ な人だった」といったのが印象に残る。

朝日新聞,ascii,日経パソコン 96.10.07他

1997年7月26日から10日間、インターネットの就職情報交換で知り合った大学生が 山田村に集まり、「電脳村ふれあい祭'97」を開く。学生側は村民へのパソコン指導や 勉強会を、村側では山村の生活を満喫してもらうイベントを企画し、インターネット上 で議論を展開している。就職情報のメーリングリストで知り合った5人の学生が、2月に 村を訪ねたことがきっかけで、夏休みのイベントを思いつき仲間を募った。東大、京大、 筑波大、富山大、早大、慶大、関西学院大など約20人の学生が中心になり、参加者は さらに増えている。
村民側も手弁当で駆けつけた学生側の熱意に応じ、有志38人が「山田村こうりゃく隊」 を結成した。こうりゃくは地元の方言で手助けの意味。
「電脳ふれあい祭」のアドレスは、http:///www1.nisiq.net/~sepia/、学生側の代表は 筑波大学大学院生の天野伸治(24)さん。

朝日新聞 97.07.18

地域振興整備公団は、地域情報化の先進地として知られる富山県山田村を手本に、 98年5月、地域の情報化のリーダーなどを育成する「電脳山田村塾」を富山市内に開設 する。さらに、過疎で悩む自治体などに協力を呼びかけ、98年度中に全国に5ヶ所程度、 同様の電脳塾を開設する考えだ。電脳山田村塾は情報に関心がある自治体、団体や個人 で組織、塾長には中沖豊富山県知事、講師には山田村の情報化を仕掛けた設計事務所 経営の倉田勇雄さんらを予定している。

日本経済新聞 97.08.05


富士フィルムのDPE受け付け

富士フィルムはインターネットで絵柄を流して焼き増しの注文を受け付けたり、フィルムで 撮影した写真をパソコンで取り込めるようにデジタルデータに変えたりするDPE(写真店)を 2月末から全国で本格展開すると発表した。デジタル化の波が写真の世界にも及ぶ中、 パソコンに不慣れな人にも加工のたやすさなどを利点に感じてもらい、新たな需要を開拓しようとする狙い。
インターネットでの焼き増しの注文は、例えば団体旅行の幹事役が、フィルムや写真を持ち込めば 、DPEがそのフィルムなどを、インターネットで流し、参加者がそれぞれ欲しい写真をネット上で 選んで注文する。

朝日新聞1997.02.22


ハッカー逮捕・カード情報10万人分盗む

インターネットを使って商品を販売している会社のコンピュータに侵入し、 約10万人分のクレジットカード情報を盗んでいたハッカーが23日、サンフランシスコで 逮捕された。
米国ではインターネットによるショッピングが盛んで、それを逆手に取った犯罪に 関係者は衝撃を受けている。
逮捕されたハッカーはサンフランシスコに住む36歳の男性。 サンディエゴ市のインターネット・プロバイダがコンピュータの保守点検をしていた時、クレジットカード情報に 侵入してきたハッカーを発見し、米連邦捜査局(FBI)に通報した。 FBIは、コンピュータでこのハッカーを追跡し、身元を割り出しおとり捜査員がこの男に カード情報の買い取りを持ちかけた。捜査員は10万人分の情報を26万ドル(約3100万円) で買取りを申し出て、サンフランシスコ国際空港で取引をし、データが本物であること を確認し、男を逮捕した。

1997.05.25 毎日新聞


パソコン通信で名誉棄損

パソコン通信「会議室」で名誉棄損 -- 運営会社にも責任東京地裁が賠償命令 パソコン通信の「電子会議室」で「事実無根の中傷を書き込まれて名誉を傷つけられた」 として、大手通信ネットワーク運営会社「ニフティ」(本社東京・南大井)の 女性会員(38)が同社と書き込みをした山口県の男性らに1000万円の損害賠償と謝罪広告 などを求めた訴訟で、東京地裁の園部秀穂裁判長は26日、名誉棄損を認め 男性会員の40万円、ニフティに10万円の計50万円の支払いを命じる判決を言い渡した。

 原告代理人の弁護士によると、パソコン通信での発言を巡る名誉彙損とそれに対する ネットワーク運営会社の責任を認めた判決は米国ではあるが、国内では初めての司法 判断という。
 この日の判決で、園部裁判長は「電子会議室」への書き込みについて、パソコン通信 ネットの多数の会員が、この書き込みを読むことができ公然性を有する」と指摘し、 「ペンネーム部分についても会員情報誌などで本名が明らかになっており、原告本人と 認識し得る」と認めた。さらに、運営・管理担当者(システム・オペレーター,シスオペ) に対し「会議室に他人の名誉を棄損する発言が書き込まれたことを具体的に知った場合 は、発言削除など必要な措置を取る義務がある」との初めての司法判断を示した。
(1)書き込みは「激烈、侮べつ的で個人攻撃的な色彩が強く、原告の社会的名誉を 低下させるに十分で、正当な批判の範囲を逸脱している」
(2) 会議室への書き込みを、ニフティから電子会議室の運営を委託された シスオペが「常時監視し、すべての発言の問題性を健闘する重い義務を負わせるのは 相当でない」としながらも、「名誉を棄損する書き込みがあると具体的に知った場合、 削除するなど積極約な措置を講じるべきだったのに、義務を怠った」
(3)「ニフティには、運営・管理担当者に対する実質的な指揮監督関係があり、 使用者責任に基づき、損害を賠償すべきだ」
との判断を示した。
 判決によると、男性会員は1993年11月から94年3月にかけて、パソコン通信 「ニフティサーブ」の電子会議室「現代思想フォーラム」(会員数当時8千人)で、 女性会員を実名やペンネームで示した上で、「根性がひん曲っている」「ペテン師」 など計28回に渡って中傷する発言を掲載した。  原告は会員を中傷する書き込みの削除を定めたニフティの規約に基づき、削除 を求めたが、シスオペは「論争で解決すべきだ」と放置、94年4月の提訴で に削除した。
 男性会員は「正当な批判」などと反論した上、原告に電子会議室から不当に締め 出されたなどとして、賠償を求める反訴を起こしたが、判決は「社会生活に影響 を与えたものではない」と退けた。
 またニフティは「シスオベに削除する義務はない。また、運営はシスオペに委 託しており、指揮監督関係はない」と主張していた。

 女性会員の判決後の会見
何でも言論の自由と考えられると、とんでもないことになる。判決が抑止力と なることを期待する。
 原告代理人の藤原宏高弁護士の話
パソコン通信での名誉棄損とそれに対するネットワーク運営会社の責任を認めた 初めての司法判断。他のパソコン通信にも、影響を与えるのではないか。
 山川隆ニフティ取締役企画部長の話
ネットワークの管理運営に関して裁判所としての重要な判断が 示されたと考える。これが今後のネットワーク社会の運営にうまく適合していく かどうか、よく判決文を読み、今後の対応を考えたい。

被告のシスオペ、書き込みをした会員、ニフティは、その後控訴した。

1997.05.27 信濃毎日新聞・日経新聞・毎日新聞他


IBMディープブルー

    Kasperov vs. Deep Blue Feburary 10th-17th 1996
          Kasperov氏4勝    Deep Blue 2勝
    Kasperov vs. Deep Blue the rematch May 1997
          Kasperov氏2.5勝  Deep Blue3.5勝
5月初旬、チェスの対戦に挑んだIBMディープ・ブルーの正体は、32ノードの超並列スーパー コンピュータIBM RS/6000 SPだ。各ノードには、8個の専用VLSIチェス・アクセレーター・ チップを搭載したマイクロチャネル・ボードが2枚搭載されている。ディープ・ブルーの プログラムはC言語で書かれており、IBMのUNIXであるAIXのもとで実行される。 ディープ・ブルー・チームは過去100年以上にさかのぼって、チェスグランドマスター 戦のデータベースを集め、チェスの手を決めるのに役立てた。

「個の勝利は、ディープ・ブルーがカスパロフ氏に勝ったことではありません。 勝利はディープ・ブルーのような強力なコンピューターが、驚異的な高速処理を 必要とする難解な問題に取り組むことができると、証明できたことにあります。(中略)
カスパロフ氏は、この試合を余興と考えず、真摯に取り組まれました。彼の誠実さが、 この試みをはかりしれない、価値のあるものにしたのです。」 ルイ・ガースナー会長
両者のプロフィール 9600b/s
カスパロフ氏 ディープ・ブルー
システム 人間 IBM RS/6000 SP
身長 約190cm 約200cm
体重 約80kg 約1,400kg
年齢 34歳 8歳
出生地 アゼルバイジャン IBMワトソン研究所
プロセッサ 500億個のニューロン 32個のPOWER2 SCプロセッサ
1秒当りに計算する手数 2手 2億手
エネルギー源 電気・化学エネルギー 電気エネルギー
今後の野望 引続きチャンピオン 分子動力学、意志決定支援などあらゆる分野

カスパロフ氏とディープ・ブルーの対局はWWWで全世界にリアルタイムで伝えられた。 WWWサーバーはディープ・ブルーと同じ RS/6000 SP だ。
昨年のWWWサーバーは一日20万ヒットをこなすよう設計されていたが、対局が始まった 土曜日午後には、100万単位のアクセスがありハングアップに近い状態になった。 日曜日の朝にいくつかのページを別の2つの SPノードに分散したが、第2局が始まると アクセス数は500万件を超えたため、さらにWWWを6ノードのSPに分散させると ともにマシンをチューンアップし、オリジナルノードのページをリアルタイムで他の ノードにミラーリングされるようシステムを再構成した。48時間に及ぶ不眠不休の 作業により、水曜日の第4局からはようやくすべてのユーザーに高速のレスポンスが 返せるようになった。
今年は、ライブ中継のJavaゲームビューアー、ゲーム解説のBanbaライブ放送などで 強化されたWWWに、100ヶ国以上、400万人を超える人達から7,400万回のアクセスが あり、最先端WWWテクノロジーの実験場にもなった。

IBMディープブルー(リーフパンフレット)1997.06 他


マーズパスファインダー Mars Pathfinder

1997年7月4日に7カ月をかけて火星の Ares Vallis に着陸した「Mars Pathfinder」の フライト・コンピュータは IBMのRS/6000テクノロジーをベースに耐放射線仕様の RAD6000システムでロッキード・マーティン・フェデラル・システムズ(バージニア州 マナッサス)から提供された。2.5、5、10、20MHzの4つの Clockモードを持ち、メモリ は128MB、OSやアプリケーションは 6MBのEEPROMに記憶されている。20MHzモードでの 消費電力は10W。RS/6000は、本来166MHzで動作するシステム。 探索車「Rover Sojouer」のCPUは 1970年代に開発された 2MHz動作の8bit CPU 80C85だ。 512KBのDRAMを持ち、消費電力は 1.5W。放射線や振動、温度変化の耐久性を向上させて いる。価格は1個1万ドル。 前回のバイキング計画は兆単位の資金が使われたが、NASAは3年たらずでMars Pathfinder を開発、費用は1億7000万ドルと今回の探査計画は低予算で大きな成果を上げた。 ちなみにスピード2の製作費は1億4000万ドル。 NasaのWWWは7月中に4億回のアクセスが記録された。 日本のミラーサイトは次ぎの2つ。
http://mars.tksc.nasda.go.jp/JPL/default.html
http://riksun1.riken.go.jp/JPL/default.html

ASCII 97.08 他


インターネット2

研究者専用の通信網 全米の100以上の大学を結ぶ時世代の高速通信網の構築を目的とした「インターネット2(I2)」 計画が本格稼働する。産官学の共同プロジェクトで、今後3-5年をかけて従来のインター ネットの100倍以上の高速通信が可能なネットワークの構築を目指す。IBMやネットワーク 危機最大手のシスコ・システムなど米企業は、プロジェクトで新技術・機器を試験し、 将来の商品化を狙っている。 インターネットは90年前半に民間に開放され、利用者が急増した。その結果、データ量が 増えすぎてネットワークの"交通渋滞"が問題になり、研究者の間では使い勝手が悪くなっ たと不満が高まっていた。I2計画はこの問題を解決するため、研究者背尿の「新しい インターネット」を作るのが目的だ。 96年10月に全米科学財団(NSF)と34の大学が提唱したI2計画はこれまでに100以上の大学に拡大。 ハイテク関連企業も参加を表明している。IBMは、350万ドル以上のハード・ソフトを シカゴ大学やミシガン大学などに寄贈すると発表。シスコも100万ドル相当のネット機器 と技術指導を提供する計画だ。将来は、従来のインターネットの高速化のために 技術移転することもプロジェクトの大きな狙いだ。(シリコンバレー=影気准子)

日経新聞 1998.01.20


定額はやめて距離・時間制導入

米国でインターネットの料金体系を見直す動きが出始めている。
企業向けサービスの大手、ワールドコムのインターネット事業部の責任者、J・ シッジモア副会長は、通信する距離に応じた料金導入の可能性について初めて言及、 基幹ネットワークに負担の少ない「地域内限定通信」と負荷の大きい「国際通信も 可能なタイプ」など、サービス別に料金を設定する案を示唆した。
米国では、CATV網を利用し大容量で通信できる体制が数年以内で可能になるが、 これにより発生する大量の通信が、新規海底ケーブルなどによる容量拡大を見込ん でも、なお需要を賄うことが難しいという見通しに基づくものだ。
IBMも個人向けに実施してきた「定額料金で使い放題」のサービスを4月から廃止し、 月間の利用時間が100時間を超えるユーザーから追加料金をとる体系に切り替える事 を決めた。
ワールドコム、IBMなどの料金体系見直しは、加速度的に増えるインターネットの需 要に、ネットワーク増強のペースが追い付かず、回線や通信設備の負担が大きくなっ ていることが背景にある。現在までインターネットを伸ばしてきた最大のメリット 「距離や時間に関係なく料金が一定」という原則が崩れれば、世界規模で進んでい る情報通信分野の発展に影響を及ぼす可能性がある。

日経新聞 1998.03.04


Pentium III

 動画やデジタル画像、音声などの処理能力が格段に向上したといわれるインテル社のPentium III。2月17日の顔見せを控て、組み込まれる個別の認識番号に市民団体から反発の声が出ている。ネットワーク上の安全性を高めるのが認識番号の目的だが、市民団体は個人情報の流出につながると心配する。Pentium IIIを組み込んだパソコンは24日に一斉に発売される予定だが、ほとんどのPC会社は、認識番号をとりあえず無効にして出荷する。

www.mercurycenter.com/svtech/news/ .... Asahi.com 1999.02.11


無料PCと無料接続 Free online service has a price

「PCを無料で1万台」をうたったウエッブサイトに、この1週間で60万人が応募した。無料のインターネットサービスには35万人。無料長距離電話には11万5千人が申し込みをした。無料で提供するといっても、あなたの重要な情報が流れ、蓄積、そして分析されるとしたら……。プライバシー問題の専門家は、「よく見るウエッブサイトの履歴や家族状況など詳しい個人情報が企業に流れることを利用者はもっと注意して考えるべきだ」と警鐘を鳴らす。無料提供会社は、利用者の属性に合わせた広告を提供、広告主からの収益を得て事業基盤を築くもくろみだ。米国でも「ただのものほど高いものはない」のか。

http://www.mercurycenter.com/business/ .... Asahi.com 1999.02.14

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